藤原の鎌足の長男、定恵和尚が開山、霊亀2年(716)に孫の宇合が建立した古刹。
鎌倉時代の弘安8年(1285)に焼失し、国宝の本堂は、永仁年間(1293~99)に再建されたものです。境内に入ると山を背に威風堂々とした姿の本堂が現れます。
正面20.82m、側面17.76mの大きさは県下でも一、二という規模で、太い柱や力強い木組みは歴史と格式の高さを物語っているという。
他にも見守っていてくれるようないだやかな表情に心なごむ阿弥陀如来坐像(重要文化財)や本堂をとりまく原生林など、見どころ多彩です。
所在地:神戸市西区伊川谷町前開224
電話:078-976-6658
拝観時間:午前8時半~午後5時(冬季は午後4時半まで)
拝観料:大人300円
太山寺HP
本堂は、神戸市内唯一の国宝。国宝指定は1955年。1963年の解体修理を経て現在の姿となっています。
入母屋造り、銅板葺きの本堂。鮮やかな朱色と白黒の蔀戸(いみど)のコントラストが印象的です。
中に入ると、その大きさをより実感できます。中には700年前の木材が使われているところも!
神社のように鈴がかかっているのは神仏習合の名残。建築様式も和様、唐様の折衷様式です。
重要文化財の阿弥陀如来坐像(鎌倉時代)を安置する阿弥陀堂。グループで事前予約をすれば拝観可能です。
バス停前に佇む風格ある仁王門(重要文化財)。もとは大規模な2層の楼門だったそうです。
周囲の山景色によく映える、美しい朱塗りの三重塔(県指定文化財)。紅葉の時期もおすすめです。
<2015年11月号 特集 兵庫の、「国宝」さんぽ。 で紹介>
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