但馬国分寺は丸山川左岸、今のJR江原駅の北西に、但馬国府は国分寺跡のさらににしの祢布ヶ森にあったことが近年の発掘調査でわかっています。出土した貴重な資料を中心に豊岡市の政治と文化の歴史を語る考古資料を展示しています。
4つの箱型の展示室が横に連なる形が独創的で、ユニークな国分寺の伽藍がモチーフの門をくぐったとたん、日常から古代の世界へトリップします。国府と国分寺跡から古代但馬国の華やかな時代が見えてきますよ。
体験メニューやイベントなどはこちらでご確認ください。
但馬国分寺跡復元模型
発掘調査は1973年から今も継続中で、これまでに金堂、廻廊、中門、塔など主要な伽藍を確認され、この模型に再現されている。
中でも七重塔は高さ約60mあったとされ、現代の20階建てのビルの高さに相当します。当時の建築技術の高さがうかがえます。
国分寺の門や廻廊ををモチーフにした印象的な建物です。
常設展示室 「但馬国分寺を掘る」
但馬国分寺跡から出土した土器や木簡を展示しています。須恵器、土師器から舶来品の高級土器までさまざまな土器が発見されています。
庶民の食事の復元模型
模型の下の引き出しを開けると、献立があります。
玄米、シロタモギタケと青菜の汁、あゆの塩焼きなど、1日に摂取できるカロリーは2189kcal。
歴史発見広場
レプリカではなく本物の土器や石器に自由に触れることができるコーナーもあります。かけら合わせで、器の原形の修復にチャレンジできますよ♪
但馬は全国的に見ても古墳の多い地域で、豊岡市内には小さいものを含み、8000基ほど見つかっているそうです。
※国府とは今でいう県庁で、国分寺とは奈良時代中ごろ、聖武天皇の勅命によって建立された寺院です。全国各地で疫病や飢饉が発生し、政情不安になったのを鎮め、世の中を安らかに各地に建てられました。
<2014年5月号・大人も楽しいミュージアム。但馬国府・国分寺館、で紹介>
豊岡市立歴史博物館 -但馬国府・国分寺館-
豊岡市日高町祢布808
TEL 0796-42-6111
開館時間 午前9時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
休館日 毎週水曜日(祝日の場合は開館し、その翌日が休館) 年末年始(12/28~1/4)
入園料 大人(15歳以上) 500円 シルバー(65歳以上) 250円 高校生 200円 小中学生 150円 団体割引等あります。詳しくはHPをご確認ください。
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